ギター真空管アンプ内を点検したところ、プリ管(小さい真空管)とパワー管(大きい真空管)は有るのですが、整流管が見あたりません。どこかに、隠れているのでしょうか。

Category: 真空管の使用・操作に関する質問

はじめに、真空管アンプの場合には、真空管の放熱とメンテナンス性を優先させなければならないため、真空管を完全に隠匿するような実装はありません。従って、真空管アンプにおいては、真空管は、必ず露出しており、目視で確認できます。なお、プリ管等では、ノイズ対策として、円筒部材によりシールドされている場合もありますが、外形から明らかに真空管と判別することができます。

 整流管が見あたらないということは、整流管が存在しない真空管アンプであると思われます。整流管の代わりに半導体デバイス(ダイオードブリッジ)が使われた真空管アンプです。ダイオードブリッジは、真空管とは似てもにつかない形状とされております。

 また、真空管アンプには、フルチューブタイプとハイブリッドタイプがあります。

 フルチューブタイプは、整流部に整流管、電圧増幅部にプリ管、電力増幅部にパワー管を使ったタイプで、全てのパートに真空管のため高級機種に多い構成です。

 これに対して、ハイブリッドタイプは、整流部に半導体、電圧増幅部にプリ管、電力増幅部にパワー管、または、整流部および電力増幅部に半導体、電圧増幅部のみプリ管という、真空管と半導体を混在させたタイプです。

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