パワー管とプリ管等が同時期に交換され、かつ長期間ご使用であれば、まもなく、プリ管等も寿命になる可能性がありますので、予防交換および送料経費削減という観点からすれば同時交換が望ましいです。
ただし、パワー管とプリ管等の前回交換時期が異なる場合や、前回交換したばかりのパワー管の初期不良の場合には、プリ管等の残寿命が十分にあることが推測されるため、パワー管だけの交換でも構いません。
なお、ギターアンプの場合には、オーディオアンプよりも過酷な条件で真空管が使用されるため、真空管が短命となります。重要なステージ演奏中に真空管が突然死したのではお話になりませんので、予防交換という考え方が特に重要となります。従いまして、ステージ本番使用のギターアンプの場合には、真空管を定期的に全数交換することをお奨めいたします。