真空管の不良を判定する方法を教えてください。

Category: 真空管の使用・操作に関する質問

まず、真空管の不良が頻発する時期は、初期と末期の2つがあります。初期不良は、新品で使いはじめてからおよそ4ヶ月以内に発生します。ヴィンテージサウンドの保証期間を120日ととしているのは、この初期不良を救済するためです。初期不良期間を問題無くクリアできれば、安定期に入り、安心してご使用いただくことができます。

一方、末期は、長年の使用で真空管が当初の性能を維持できなくなり、寿命をまっとうする時期です。末期まで使い倒すことができれば、真空管にとってこれほど幸せなことはありません。

ここで、真空管不良が発生した場合には、「ボリュームを上げても音量が大きくならない」、「前回よりも音が小さくなった」、「スピーカーからの音楽に含まれるノイズが大きくなった」等の異常現象が発生します。なお、真空管側ではなく、真空管以外の電子部品の不良である可能性もあります。

このような異常現象が発生した場合には、つぎの手順で「原因箇所の切り分け」を行ってください。 なお、原因の切り分けは、感電や火災に注意して、自己責任で行ってください。切り分けに伴うトラブル(事故、故障、火災等)につきましては、弊社は一切の責任を負わないものといたします。

(ケース1)左右スピーカーのうち片方のスピーカー出力に異常現象(ノイズ、レベルダウン等)がある場合 (1)右側担当のプリ管と、左側担当のプリ管とを入れ替える。 →異常現象が一方から他方へ移れば、当該プリ管と判定。

(2)(1)で異常現象が移らなければ、右側担当のパワー管と左側担当のパワー管とを入れ替える。 →異常現象が一方から他方へ移れば、当該パワー管と判定。

(3)(2)でも異常現象が移らなければ、真空管以外が原因である可能性が高い。

(ケース2)左右両方のスピーカー出力に異常現象(ノイズ、レベルダウン等)がある場合 (1)実装されている整流管と、正常動作する別の整流管とを入れ替える。 →異常現象が消滅すれば、当該整流管の不良と判定。

(2)(1)で現象が消滅しなければ、全プリ管と、正常動作する別のプリ管とを入れ替える。 →異常現象が消滅すれば、当該プリ管の不良と判定。

(3)(2)で異常現象が消滅しなければ、全パワー管と、正常動作する別のパワー管とを入れ替える。 →異常現象が消滅すれば、当該パワー管の不良と判定。

(4)(3)でも異常現象が移らなければ、真空管以外が原因である可能性が高い。

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