Fender プリ管12AX7の正体とは? 真空管業界特有のWネームの謎

ギターアンプメーカーの一つFenderを愛用されている方も多いと思います。

 手元にはこのFenderブランドのプリ管12AX7がありましたのでご紹介します。

赤いボックスにおなじみのFenderロゴがプリントされております。

 その横は、プリ管12AX7です。

 拡大してみましょう。

プリ管の管壁には、ゴールドのFenderロゴマークが見えます。

 ここまで見ると、一般の方は、Fender製のプリ管と思われるでしょうが、全然違います。

 ここで、プリ管を180度回転させてみると。

シルバーで12AX7WC SOVTEK MADE IN RUSSIAのプリントが見えます。この真裏には、Fenderのロゴがプリントされております。

 実は、Fender製ではなく、よく聞くSovtek製なのでした。

 OEMでもなく、Sovtek製のプリ管に堂々とFenderのロゴマークがプリントされ、販売されております。

 他の製品であれば、FenderがSovtekに商標権侵害で訴えられるところですが、なぜか真空管に限ってはこの辺がユルイのです。

 Groove TubeもTADも同じ方式のWネームで堂々と販売されております。

 真空管メーカー(Sovtek等)がその辺寛大なのか、販売側(Fender、Groove Tube、TAD等)がユルイのかは定かではありませんが、真空管業界では普通の光景です。

 本家のSovtek 12AX7WCと並べて記念撮影でも。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA